鍾繇の宣示表を臨書しています。細字です。
筆者の鍾繇という人は魏に仕えていた人で、楷書を開発した先駆者みたいな存在で、王羲之もその筆法を真似ていたらしい。だから楽毅論と風合いが似ています。孫過庭もかの有名な「書譜」の中で、鍾繇の書を「絶倫」と讃えています。
宣示表の内容は、三国志の時代、呉の孫権が魏の文帝に和睦を申し出たことに対する鍾繇の意見書、ということだそうです。ということは横山光輝先生の漫画「三国志」にもしや登場していたのか?と思ってぐぐったら、登場人物のリストにいましたー
魏の政治家。鍾会の父。初登場は長安太守として弟の鍾進(作中で名前は呼称されない)とともに涼州との国境を守っていたが、馬超軍に攻められあえなく打ち破られ、弟も龐徳に討たれてしまう。後に馬謖の策略で隠遁生活に追い込まれていた司馬懿を国政の場に復帰させるよう、曹叡に進言している。
マンガにがっつり登場している模様。しかもいろんな戦いにもガッツリ参戦している模様。楷書のパイオニアなのに戦闘もやりますって・・・鍾繇さま、多才〜。
となるとそのお姿が気になるところですが…wikiはこちら。
さらにSEGAの三国志大戦2から・・・なんかちょっと残念な感じだ
こちらはスマホゲームの鍾繇さま。巻物から浮き上がる宣示表に絡まれてるー!芸が細かい。イケメンだし、せっかくだからこのイメージで臨書しよー