伝・藤原佐理筆「筋切・通切」

伝・藤原佐理筆「筋切・通切」に入りました。

Wikipediaで「藤原佐理」を調べてみると、代表作に筋切は入っていません。色々ググっていくと、どうやらそもそも佐理の筆跡ではないもようです。おいおい。

筋切ってそういうお話の題名かと思ってたので、「古今和歌集第四~」といきなり冒頭で出てきて、え、筋切って古今和歌集なの?と、もう概念が分からなくなってしまいました。筋切でググると筋切包丁がたくさん並んで出てくるし。

そこでまずは「切」の概念を整理してみると、

古筆は主に貴族文化の中で、本来、冊子や巻物という完全な形で大切に保存、鑑賞されていた[5]。しかし、古筆愛好熱が高まり古筆の絶対数が不足してくると切断されることになり、この切断された断簡が「切」と呼ばれるもので、ここに古筆切(こひつぎれ)、歌切(うたぎれ)が誕生する[4]

また、こちらのページには「○○切」一覧がどどんと載っています↓

www.bansui.jp

数を増やしたいがために、切断したのが「切」だったのですねー。

そして「筋切」は筋みたいな模様が入っているからその名前になったとか。

「切」を集めた手鑑というのは、さながらスクラップブックみたいな感覚なのだろうか。

 で、筋切、いったい誰が書いたんだ・・・

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