「赤い椿白い椿…」→ 知己の最期?を妄想かな書き

「赤い椿白い椿と落ちにけり」河東碧梧桐(1873〜1937)

2つ解釈があり

1. すでに赤と白の椿の花が木の根元に落ちている(静止画のように)

2. 今まさに赤い椿が落ち、続けて白い椿が落ちた(映像のように)

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椿は花びらが散るのではなく花ごとボトッと落ちるので、「首が切られるようで縁起が悪い」と武士に忌み嫌われていたそうですし、「生死」を連想するのは難しくない。

ですが、作者はあくまでも「赤と白のコントラスト」と目に見える以上のことは意図していないそうです。

陳情令フィルターのかかった私はこの句を聞いてすぐに、赤と白から魏無羨と藍忘機の「生死」に思いを馳せてしまいました。死は厭わしいけれど、同じ場所に椿が続けて自然に落ちたとしたら2人にとっては最も幸せな最期ではなかろうか…

なんて妄想を膨らませた、そぼ降る雨の春先でしたー

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