『軍師連盟』最終回まで見ました

ドラマなどの影響を受けやすい自分、『軍師連盟』を視聴して以降、司馬懿ばりに先を読んでる気になってます。が、収入も人間関係もなんら変わっておらず全ては気のせい…

 

曹爽は終盤あんなに腹立たしく、はよ失脚してしまえと念じていたのに、その最期は幼気な息子が巻き込まれて胸が潰れました。もうホント子どもが惨い目見るのはアカンです…気力精力吸い取られ立ち直れません…

曹爽、処刑場への道中の素顔は思いのほか凛々しくて、実はイケメンだったの?と危うくホレるところでした・・・。イケメンを封印してこんなに人をムカつかせ嫌悪感を抱かせる…すごいいい役者さんじゃないすかー

かたやぱっと見イケメンな司馬昭くん、涼しい顔して暗黒面に堕ちていて、この子の魂救えるのは誰だろうか?と考えてしまいました。とりあえずデヴィ夫人マツコ・デラックスさんで両側から挟んで「アナタその髭いいと思ってるの?」とか言ってみていただいたらどうだろうか・・・。

などとあほ妄想してしまうほど、司馬昭くんもホント不気味な名演だと思いました。

 

奥方張春華さまを亡くして以降、晩年の司馬懿は老いたためか、はたまた権力を掌握していったためなのか、孤立してギスギスして血生臭さが充満していました…体は衰弱するのに、助けてくれる周囲の人は次々と去っていく、あまりよい晩年とは思えず何とも言えない後味…

とは言え、曹爽討伐を決起した姿には、決してまっすぐな信念ではなく、百戦錬磨で培った鋭い老獪さと老人の凄みを見せつけられました。

ある程度壮健でドラマ的に好感度キープできそうないい塩梅(曹叡が亡くなったあたりとか)で有終の美を飾って後味よく物語を〆るのもアリだったろうに、晩年の惨い虐殺(史実)などまで老いた姿で禍々しい執念を演じきったのは、呉秀波さんの信念だったのでしょうか…

総制作68億円、大河ドラマのクオリティでありながら、ドリフの要素で程よく肩の力抜きつつ、地の利を活かして悠久の自然の絶景をこれでもかと畳み掛け、人数に物言わせた迫力の戦闘シーンで圧倒させる、ほんとに見応えのある全86話でした。

 

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