1月2日、恒例のBS-NHK新春宝塚スペシャル、星組のショー『ジャガービート』初めて見ました。
観劇された方の感想ブログなど拝見した限りで「とても難解」らしいということを念頭に見ましたが、私も…その…分からなかったです。
トークゲストでいらした井上芳雄さんが「国籍も分からないどこにもない世界」みたいにおっしゃっていました。衣装も統一性がなく、「サーカスとか魔術のような夢と幻想を表現している」と思って見たら少ししっくり来て、いいかも、と思いました。
一番印象に残ったのは、序盤に「猛獣使い」役の暁千星さんの場面があって、ムチをバシバシ鳴らしながら踊っていらっしゃったことです。今までこんな女王様なありちゃん見たことない・・・とちょっと恍惚としました。
そこへトップスターの礼真琴さん演じる「ジャガー」も登場し、「ありちゃんがトップスターの礼真琴さまをムチで追い立てながら手玉に取るのだろうか」と、このエモい設定に俄然、前のめりになりました。
二人が絡むダンスはなんかもう超高級な食材をふんだんに使用した豪華なコース料理みたいなありがたさで、さあここからぜひムチで礼さまを・・・と気持ち盛り上がりましたが、それ以上の展開なく場面終わってしまいました。
誰が思いついたんだか、せっかくの素晴らしい設定なのに…深掘りして活かしてください・・・
公演外の感想としては、ゲストの紅ゆずるさんがすごくナチュラルかつスタイリッシュに女性で素敵でした。また礼真琴さんを評して
「ただ体動かしてる、踊ってる、だけじゃなくて、客席に届けるということを意識している」
とおっしゃっていて、現役のころはすみません、あまりファンではなかったですが、やはりトップスターされた方というのは視野が広いというか…好感度アップです(俯瞰した眼を持つ人が好きです)
カフェブレなどでの役作りの話なども聞いてみたかったです。