『夢華録』見ています

普通に日本のお茶の間で放送しても大ヒットしそうです

 

『夢華録』というタイトルから、なにかほのぼのしたラブ?みたいなイメージで見始めましたが、想像以上に社会派というか、生きる意味を問われるというか・・・ドラマの切り口とタイトルイメージの乖離が大きくて、いい意味で裏切られてます。

 

舞台は宋

f:id:jiamiao:20240515235124j:image

皇帝・皇后も登場しますが具体的にどの皇帝、というのはあまり関係ない感じです。

 

ガラスの仮面月影千草式スパルタの顧千帆

どこ切り取っても興味深いドラマですが、前半で特に私ピーンと来たのは、第20話の顧千帆が月影千草とリンクしたスパルタエピソードでしょうか。

憧れの顧千帆に新しい譜面をもらってウキウキ琵琶の練習して身内に披露した宋引章ですが、その演奏を顧千帆は「下の下」「話にならない」とみんなの前でこき下ろし、 宋引章のプライドを粉々に打ち砕きます。

当然ながら宋引章は茫然自失、どん底へ。違う曲を勧められるも、「練習して見返して顧千帆に謝罪させよう」という心意気でなんとか練習を再開します。

そして名だたる高官たちが集う宴の当日、顧千帆は宋引章に、「我慢ならぬなら、その琵琶を剣として容赦なく刺せばいい」とアドバイス。宋引章は過去に味わった屈辱や壮絶な経験を想起し、その魂に兵士が憑依、耳の肥えた聴衆を前に見事に演奏をやり遂げたのでした。

これはまさしく『ガラスの仮面月影先生のスパルタ指導である、どん底、極限の精神状態に追い込み、そこで役の手掛かりを掴ませるという手法と一緒で、宋引章も追い込まれた極限状態でゾーンに入ったのではないでしょうか。家畜のように扱われ蔑まれた屈辱、怒りを琵琶にありったけ込めた演奏は、ただ「優れた琵琶の奏者」の一段階上を行き、並み居る人々の心を動かしたのでした・・・。

---

注意しなければいけないのは、これは技術がある程度の水準に達した上級者がやってこそ効果があることで、技術が伴わない素人が感情に任せてやると目も当てられない。書道も同じで基礎を押さえてこそ感情を乗せられるわけで・・・調子に乗らないよう肝に銘じたい。

PVアクセスランキング にほんブログ村