『琅琊榜』見終わりました

ドラマの影響を受けやすい私、『琅琊榜』の静妃娘娘の聡明でおっとりとした所作に心酔しさっそく成りきってます。が、愚息に「ばばあ」と言われて速攻、紫電(byユー夫人@陳情令)を振るってしまいました。あーー

 

慶余年の感動を超える中国ドラマは向こう10年、出会えまいと思っていましたが、1年も経たないうちに『琅琊榜』、私の心のランキングであっさり肩並べています。全54話、がっつり心臓掴まれ怒涛の勢いで見終わり放心状態…。何なら今からまた第一話、見返したい気持ちです、っていうか見返してます、中毒…

最初は「病弱な主人公ってどうなんだろう?」と思ったけど、「あれもこれも策略だったのー⁈」という裏の裏をかく脚本がまず痛快。

そして兄二人の下で冷遇され黙って受け入れている靖王、かつての仲間の汚名を雪ぎたくもなす術なく心も表情も虚ろなまま遠方の戦いに飛ばされています。まっすぐで頑固な情義の心を秘めている第1話など見返すと心にグッときます。好き・・・

この靖王に正体を明かさず梅長蘇は影に日向に支えて太子へ押し上げていくわけで、いつ靖王にバレるの?バレるとしたらどのように?というドキドキが常に根底にありました。

が、正体がほぼバレた瞬間は皇帝もいたので致し方ないが、私が渇望していた「小殊、お前生きていたのか!」という感情ぐちゃぐちゃなシーンはありませんでした。「なんで自分だけ知らなかったんだ」と靖王が号泣する相手は母、静妃・・・うーん

次に二人が会うシーンは数日後の牢獄で、もう感情の昂りもなくいつもの冷静さを取り戻しています。フラストレーションが蓄積。

そういえば『陳情令』も16年後の再会シーンは腕掴んで気絶して、次目覚めたときには静室にいて、感情的になることはなかったっけ・・・

と言いつつも、靖王、「自分の前でまで梅長蘇でいることはやめてくれ」と言って差し出したのはかつて約束していたお土産の真珠。「待ちわびてた」と笑みを浮かべる梅長蘇に号泣しました。

視聴者としては、何度も血を吐いてボロボロの梅長蘇には、悲願を叶えた暁には隠遁してもらうか、琅琊閣主と各地を巡って湯治などしていただきたい(温泉はないか)ところですが、ラストになんと一番の激戦地へ赴くという悲報。

でも梅長蘇としては何も思い残すことはなく、数々の謀を実行してきた梅長蘇の痕跡を消すことは新皇帝の靖王の弱みを潰すことにもなり、また戦地で亡くなる、ということで最後の最後に林殊として生を全うする、ということでもあり・・・と書いてて号泣・・・。

ところでドラマ終わりの歌、梅長蘇が歌ってる??と最後の数話で気が付きました。またしてもかっこよくて背が高くて歌がうまい人・・・中国の潜在能力に脱帽っす。

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