『琅琊榜弐』見終わりました(2巡目)

きちんと理解したいと思い2回見ました。

2回目は真面目に視聴したのでストーリーもほぼ掌握しました(←偉そう)

2回視聴しての感想は、人の野心とか心理とか、すごく精細に描写されたドラマだったんだ、ということです。

 

印象的なエピソード

妻の目の前で、敵国スパイの戚夫人を焼き殺すという、元啓サイコパスエピソードです。誰得なんだろう…とその行動原理の闇にドン引きました。実は1巡目にこのショッキングなシーンの記憶がなく、自分寝落ちしていたと思われます。万死!

あと終盤、元啓が敵国と内通していることに気づいた平旌が、「元啓を救いたい」と言っていて、平旌は元啓をただただ糾弾する正義感マシーンではなく、友人を助けたいという人の気持ちもあったのだ、と2巡目に新鮮な気持ちで発見しました。

 

良かった役者さん

文句なしに元啓です。全話見た後また第一話に戻ってみたら禍々しさが1mmもないボンボンでした。顔つきから変わっていったのがすごかったです。

 

『琅琊榜弐』に笑いどころを求めてみたい

『琅琊榜弐』の世界観はとても礼儀正しくて真摯でした。

それもよかったけれど、根がふざけてる自分、つい笑いどころを追求したくなってしまいます。

例えば婚礼の夜、元啓夫妻がスパイの戚夫人とご対面してしまった場面、安如が夫人を元啓の愛人と思い込んでしまったらどうでしょう。

新婦安如が胸ぐら掴んで問い詰め、元啓しどろもどろに言い訳をする、なんて見てみたいです。安如はああ見えて気性は激しいと思いますのでクオリティの高い修羅場が撮れるのではないでしょうか。

他にも薬湯を煮詰め焦がして取り乱すDr.林さんとか、朝廷でうっかり居眠りする長林王とかも見たいですねー

人間ちょっと隙があるとか弱みがあるとかで、愛しさが増すんではないでしょうか。

 

まとめの感想

終始礼儀正しく真面目なドラマで私の中国ドラマ視聴歴史上NO.1にお辞儀の回数が多かった印象です。

それから、『琅琊榜弐』は悪人は徹底して容赦なく悪人に、正義は徹底して綻びなく正義に描いていた気がします。

悪人にもその理由があるのです、という描写もあったけど、でもだからといってそんなの許されることじゃないよね!と正義の側に断罪されちゃう感じが何とも容赦なく・・・あなたたちそんなに崇高なんですか?という・・・

暗黒面に堕落する心理描写がすごく丁寧でよかっただけに、弱者のルサンチマンの救われなさにちょっと引っかかってしまった作品でした。

 

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