『始皇帝 天下統一(大秦賦)』見ています

全78話というボリュームがそびえ立ち、相当覚悟決めて第一話の録画再生ボタン押しました。

が、想定外にどハマって「次へ」ボタンが止まらず久々廃人と化してます。「見始めました」とブログの題名書いたものの気づけば第60話です、大王、永遠なれ。

主人公贏政を演じたナイスミドルのジャン・ルーイー(張魯一)さんが実年齢40代でありながら、秦王に即位した13歳から演じるってのはどうしたって無理があったよねって以外はホントに素晴らしいと思います。

史実とドラマのバランス

春秋戦国時代のドラマはこれまで2つ見ましたが、『始皇帝 天下統一』は、歴史のアウトラインをきっちり押さえ、人間ドラマもいい塩梅に凝縮して、泣けて勉強になります。

役者さんがいい

知恵者からポンコツ大臣、百戦錬磨の将軍に至るまで味のある演技派な役者さんが勢揃い。

衣装がステキ

派手な柄などなくパッと見は地味ですが、織り込まれた生地や幾何学模様の総柄の手の込んだ生地は、ハイブランドですよと言われたらさもありなん、と納得してしまいそうです。

 

書家必見!李斯の「泰山刻石」

道教室で「泰山刻石」を勉強したときは、「どうしてこんな後世に伝わる立派な石碑を書いたのが、書家ではなく政治家なのか」と非常に疑問でしたが、第55話で、すべての謎は解けました。

こういういきさつだったのか、とよく分かりました。ドラマの中では整った美しい字だと口々に褒められていたけれど、そもそもは芸術的価値よりも天下統一のための政治的なツールという目的が大きかったのでしょう。臨書に際しては習字と言うよりフォントを書く、みたいなスタンスの方が近いのかな、と思いました。

臨書はこちら↓

jiamiao.hatenablog.com

 

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