突発的に見始めました。
『陳情令』であんなに悲壮だった温情がえらいキラキラしてまぁ・・・と真逆に振り切ったモン・ズーイーさんの役者魂と、24話という気軽さに引かれました。
「でぃえんしぁあ(←殿下【dian xia】)」というヒロイン花琉璃の甘ったるいイントネーションがクセになります。つい真似したくなりますが、周囲にまた白眼視されかねないのでグッと我慢・・・
原題は『花琉璃軼聞』で、軼聞=知られざる逸話、というニュアンスだと調べてみて分かりました。みんな花琉璃が病弱だと思ってるけど実はね・・・みたいな意味でしょうか。
感想
ラブコメ時代劇ということでドス黒い思惑は最小限で、全体的に心穏やかに視聴しました。肩の力が抜けた雰囲気で、就寝前に見る分にはちょうどよかったです。
序盤で一気に心掴まれたのが、病弱を装ってぶりっ子していつも眩暈起こしている花琉璃が、放浪して落ちぶれていたかつての配下宋光に毅然と命令するシーンでした。忠誠心を呼び覚まし、旗を掲げてその本心を空に表明したようで、モン・ズーイーさんの勇姿に痺れました。
あと印象的だったのは、女子4人で屋根に上って星を見るという場面で、女子高生みたいなノリが何とも新鮮に感じました。これまで後宮ドラマの女子ばかり見てきて、「妃嬪が4人集まったら事件発生」が通常運転だったけれど、ラブコメ界では女子のこんなキラキラな絆が標準的に見られるのでしょうか。とても興味深いです。