『美人骨 前編』見ました

美人と骨という取り合わせが気になって見ました。

ラストが壮絶過ぎて、そこに至るまでの20数話の記憶がすべて消滅しました(というかあまりのめり込めてなかったというか・・・)

舞台は北魏の王朝

北魏のとある王朝での皇位争いで、主人公の孤高の皇族、周生辰は「子孫を残さない」と宣言しているにも関わらず疑われ巻き込まれてしまう、というお話です。

以前『鶴唳華亭』を見たとき「皇帝の弟が帰京することがなぜ謀反を疑われるの?」と疑問でしたが、このドラマでも朝廷のゲスな人々に周生辰は幾度となく理不尽な目を向けられ、「一挙手一投足が警戒されて憶測を呼んでしまう」立場の宿命なのだと納得しました。

骨の意味

美人骨って初めて聞いた言葉でしたが、皮(外見)も骨(内面)もすばらしい人物、ということだと初めて知りました。この骨というキーワードがラストに繋がって・・・ヒロインの心を得られない劉子行が、風格・人望といった周生辰の「骨」を妬み「すばらしい内面をズタズタに傷つける」ことの象徴として骨を削ぐ、に至ったのだろうか、なんてつらつら思いました。

はりつけ時の髪型に物申したい

そのクライマックスで捕らわれて磔になった周生辰は後光が差して手を合わせたいほど神々しい・・・

100%私の心を鷲掴みする「投獄されたイケメン」シーンのはずなのですが、どうしたことかピンと来ない・・・原因としては、磔になってもそこそこ身なりが整っていて、髪も乱れていないことがまず一つ考えられました。ほつれて乱れた髪で色気3割アップすること間違いなしなのに、事務所的に乱れ髪NGなんでしょうか。

また捕らわれてから刑の執行までが早い!私が劉子行ならここで周生辰最大の弱点「漼時宜」をダシに精神的に三日三晩いたぶるでしょう(←ゲスの極み)。アレン・レン(任嘉倫)さんの下から睨み上げる怒りの眼光、軽蔑の眼差し、苦悶の表情などなど想像するだけで心震えます。絶対サマになるでしょうに、もっとサービスして・・・。

辞世の詩を妄想臨書

北魏と言えば5世紀の「牛橛造像記」という石窟の刻石が有名です。勢いが鋭い楷書体です。

ということでその書体を参考に周生辰の辞世の詩を書いてみたくなり…

十一の「一」の終筆を無念を込めて引いてみました(ドラマでもそんな感じでした)

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