懲りもせず今年も出品しました。
今回は胡歌さんが歌う『琅琊榜』のエンディングテーマ「风起时」の歌詞を書きました。
胡歌さんの声色はとても品があって整然、朗々としているイメージで、書風で言うなら断然王羲之です。
しかし今回作品制作にあたって、「開通褒斜道刻石」という後漢時代の磨崖碑を参考にしました。
磨崖碑というのは自然の崖や岩に文字をゴリゴリと刻み込んだ碑で、表面をきれいに整えて彫り込む石碑と違って、岩肌の凸凹とか堅さが影響して武骨さとか野生味を感じます。
そのイメージが、『琅琊榜』の壮絶な執念、酷烈な世界観と重なってゴリゴリと書いてみようと思い立ちました。
褒斜道についてもう少し掘り下げてみますと、
↑この記事によるとかの諸葛孔明もこの褒斜道を抜け五丈原へ向かったのですね。
ちなみに『風起隴西』の一場面ではこんなセリフも・・・
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ところで、好き勝手書き綴っておりますこのブログですが、奇跡が重なってなんと読んでくださっているというお方に直にお目にかかるという、ありがたき機会がございました。こんなにも世界は繋がっていたのですね・・・
ご縁をいただき心より感謝申し上げますとともに、こんな妄想全開ブログで汗顔の至りですが、今後ともご訪問くださいましたら幸いです。