西狭頌を臨書するので場所調べてみた①

呉昌碩と並行して西狭頌を臨書しています。

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<西峡頌摩崖>(せいきょうしょうまがい)
 成県の県城西方10キロ。天井山の麓にある。黄竜碑ともいう。
 後漢建寧4年(171)の開削。武都郡太守の李翕が大衆を率いて天井道を切り開いた事績を記してある。その右側に彫られているのが「五瑞図」。五つの目出度いものを彫るが、ここに彫られているのは、竜、白鹿、穀物など。
 吉祥のしるしとして人気が高く、拓本が広く流布している。

険しい山あいに道を拓いた功績を刻んだ磨崖碑とのことですが、いったいどんな険しい場所なのかと住所である甘粛省成県を地図を見てみると…

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甘粛省の場所

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成県は甘粛省の南端に位置している

ちょうど中国のど真ん中あたりですねー。成県という地は甘粛省の南端にあり、近辺は国定公園(国家4級)的に観光地整備されているようです。いろいろツアーも企画されていたようで…

www.nicchu.co.jp

jp.trip.com

なかなか評判も良いようです。

ここに実物の西峡頌が彫られた崖があるでしょうか?それとも切り出されてどこかの博物館に展示されているのでしょうか?

気になるのは「一緒に彫られている五瑞図の人気が高い」ということで、Wikipediaでいろいろ検索してみましたが残念ながら見つかりませんでした。

 

ちなみに刻まれたのは後漢171年。横山光輝先生の漫画三国志で言えば、宮廷が腐りきって黄巾の乱がもうすぐ起こるよ~ってころです。

時代と場所はざっくりと把握できましたが、いまいちイケメン要素が見当たらず…気分が乗らないですが、字はすごく好きなので、頑張って臨書します。

 

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