妄想臨書「自叙帖(懐素)」酔った藍湛が書きなぐる

職場の近所にハスが植わっています。清楚な花が咲いて実もついた今日この頃、陳情令ファンとして撮影したいけどトライポフォビア(集合体恐怖症)ゆえ、悲しいかなハスの実をコンマ3秒以上直視できません…

 

久しぶりに陳情令で妄想臨書しました。

妄想臨書とは、ずばり私の邪道な書法です…

古典を臨書するときに、状況設定して想像(妄想)をふくらませ気持ちを高めることで、筆跡により生き生きとした躍動を与える効果があります

以下、「自叙帖」の臨書に際しての独りよがりな妄想になりますが、2次創作ではないので、オチはないことを先に申し上げておきます↓↓↓

 

時は魏無羨が崖から身を投げた数年後、雨のそぼ降る夜、舞台は雲深不知処の静室

湿気でじっとりした室内、酒瓶がいくつか転がり、琴の弦が2本切れてそのままになっている

酔った藍忘機が床に立て膝ついて、あたり一面散らかした巻紙に書き殴っている。時々瓶のまま酒を煽っている(アルコール度数かなり低め)。想いが昂り一気呵成に末文まで大胆に筆を走らせる。書き終えると散らかった巻紙の山に倒れこんで眠りに落ちた



雨は止んで薄日がさしている。頭痛で目を覚ました藍忘機は巻紙の山に埋もれている。体も起こさず仰向けのまま昨夜書きなぐった残骸を手に取ってぼんやり眺める。ところどころ滲んでいるけれど、涙なのかお酒なのか分からない。そのまま手当たり次第に丸め、破り捨てた。

〜妄想ここまでです、お付き合いいただきありがとうございました。

ちなみに懐素先生は本当に酒に酔って自由自在に書いたそうで、末文が大きく乱れて不揃いなのは私がブログ用に誇張したわけではなく、「自叙帖」は実際このようにぐいぐい書かれています。

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