『尚食』見ました

『瓔珞』の悲恋カップルが美食の饗宴で再共演、なんて否が応でも食指が動く謳い文句に釣られて見ました。

とにかく美しかったり繊細だったり懇切丁寧に仕上げる料理の数々はまさに芸術、とても映えていて目を奪われました。見た目は素晴らしかったけれど味の想像がつかなくておあずけ状態で悶々・・・「中華街を食べて巡る尚食スタンプラリー」などなどチャンネル銀河さま、主催されたりしないかしらー。

 

何はともあれシューカイさん

『烈火軍校』でシューカイさんのエロティシズムに火傷した私、とても期待を込めてこの『尚食』に臨みましたが、『瓔珞』での傅恒に勝るとも劣らぬ堅物っぷりでちょっと物足りなさを感じてしまいました。『大唐流流』のアホぼん盛楚慕も含めてまとめて見ると、

こんな感じでしょうか(↑完全に個人の感想です)。キャラクターの振れ幅がブラボー。

 

朱瞻基をググってみました

朱瞻基(宣徳帝1399-1435)についてググってみたところ、劇中に登場した猿の絵が宣徳帝の作品としてWikipediaに記載されていて、小道具の再現性に驚きました。また皇帝が逝去すると妃嬪が殉死した、というエピソードがドラマでは印象深かったですが、それも「殉葬された妃は10人」とWikipediaにサラッと載っていて、そこをフォーカスする于正さんの演出って女性の目線でやっぱりユニーク、と思いました。

ja.wikipedia.org

 

感想

ヒロイン呉謹言さんはやっと結ばれてめでたしめでたしでした。でも尚食としてトップを取る姿も見てみたかったです。やられたらやり返す『瓔珞』のようなカタルシスを期待してしまうとちょっと肩透かしかも。

どの女性も一度はどん底へ落ち地獄を見るものの、それぞれ再生して次のステージへ一歩踏み出していく感じの清々しいラストでした。『大唐流流』は次々と望まない死に追い込まれていく印象でしたので、その点は後味良かったです。「生きる希望を他人に見出すな」とか「長い人生常に順風満帆とはいかない、でも絶望などしない。千里の道も一歩踏み出して始まる」などなど含蓄があると思いました。

食に関しては、コミック『美味しんぼ』が好きだった身としては、「素材を生かす」とか「旬を味わう」ということより医食同源の方が大事なのだろうな、と見ていて漠然と感じました(門外漢の感想です)。せっかく食にスポット当てているのだから皇位争いとか抜きにして、薬膳とか効能とかもっと踏み込んだミステリー調のドラマなど見てみたいです・・・(←『薬屋のひとりごと』にハマった)

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