『軍師連盟』曹叡がお亡くなりになった69話

子役の曹叡くんが名演技過ぎて成人曹叡くんが受け入れられず、でもキャスティングが腑に落ちる日が来るかもしれない…と思って見ていたけどあっけなくお亡くなりに…享年36歳。

 

曹叡は登場から退場までママンへの思慕が強すぎて政の志など見えにくく、一貫して心がぞわぞわして嫌悪感を抱かせ、「かっこいい!」とか「泣ける…」とかのプラスイメージや好感度が清々しいほどゼロ…。曹叡、何でこんな子にー、と登場の頃は残念に感じたけど、郭皇太后の殺害、という結末から逆算するに、常識で推量れない狂気の人というブレない役作りだったのかな、と、静かに腑に落ちました…

曹叡はエキセントリック過ぎたので普通の青年の役も見てみたいです。

曹叡とは切っても切れない人物といえば、ドラマでは郭皇太后を扼殺した辟邪ですが、曹叡が病で錯乱して辟邪を認識できなくなったり、あげく曹叡、最後は司馬懿の背中で絶命したりと、辟邪にとっては、曹叡を誰よりも強く思っているという自負が粉砕されるような屈辱ではなかったでしょうか。

それが罪の清算になったのでは、と私としては心が平らかになって納得の最後でした。

 

そして顔が曹叡に似ているってだけで新たに天子となった(史実では8歳?)の曹芳、曹爽が司馬懿を殺るか殺らないかっちゅーヒリヒリする緊迫の場面で、口いっぱいもの詰め込みながら「何の話をしてるだ?」ともごもご喋っていて、幼少時のバカ殿に思いを馳せてしまいました…8歳ながら喜劇の間を分かっていらっしゃる、さすが。

白粉の顔で屋敷をドタバタ逃げ回っていた司馬懿といい、兜を力いっぱい叩かれていた司馬昭くんといい、今回の殿といい、演出家だかプロデューサーだか、絶対ドリフ見てたでしょー!と想像します。曹爽の顔にパイ皿が飛んでくる日も近いのではなかろうか(願望)

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